倉庫の特徴
倉庫が投資用不動産として注目されている理由は、次のとおりです。
(1)賃料推移の安定性
景気の変動による多少の上下はあるものの、その変動率は10年前と比較して18%と、オフィス(東京で約50%)に比べて非常に低くなっています。これは、倉庫の建設は、まずテナントの需要がはっきりしてから計画されるうえに、建物が簡易で工事期間も比較的短いので、需要と供給のミスマッチが発生しづらいためです。
また、賃料単価(1坪あたりの賃料)も低く、下方抵抗力も強いといえます。
(2)メンテナンス費用が低い
倉庫の場合、一般に空調設備は不要(必要に応じてテナントが持ち込む)で、特殊な倉庫を除き、給排水設備も必要最低限で十分です。従って、オフィスや住宅のような被害が出ないような建物の防水工事程度です。
修繕費などの建物のランニングコストは、設備を中心に意外にかかるものですが、倉庫はこれがほとんどないので、非常に安定した投資対象です。
(3)物流施設の賃貸ニーズの高まり
近年、企業物流のアウトソーシング化が進み、自前の物流施設や子会社として物流会社を持つのではなく、専門の物流会社に委託する傾向が顕著になってきています。このような状況下で、物流施設の賃貸ニーズは高まり、中でも単なる保管型の倉庫ではなく、付加価値の高い流通・仕分け機能を持つ大型物流施設の賃借ニーズは、特に高まっています。
従って、流通・仕分け機能を持つ大型の物流施設への投資は、非常に注目されています。