私募ファンドの特徴
REITの上場数と同様に、最近急激に拡大しているのが、不動産の私募ファンド(プライベートファンド)です。
私募ファンドはREITとは異なり、市場で簡単に売り買いはできません。決められた一定の期間(通常5年から7年程度)は資金を固定しなければならないので、流動性は低くなります。その反面、一般に限られたプロの投資家を対象に販売されますので、1口あたりの募集額も5?10億円と大きく、個人投資家はなかなか参加できません。
また、機関投資家を中心とした大口取引となるので、販売コストや運営コストが低く抑えられ、利回りは高くなります。また、REITに比べて負債比率を70?80%高くすること(REITの場合30?50%程度)により、倒産するリスクは高まりますが、高いレバレッジ(てこ)効果による高利回りを実現しています。
さらに、私募ファンドの種類は増加傾向にあります。
REITでは敬遠されがちな小型物件や仕様、テナント等に何らかの瑕疵がある物件などを購入し、修繕・改修などの手を加えて正常化し、価値を上げてキャピタルゲインを狙う「アクティブ」な私募ファンドから、新築の不動産から安定した賃料収入(インカムゲイン)のみを狙う安定型私募ファンドまでさまざまです。