マンションや一戸建て価格が上昇
地価の上昇傾向を先取りしているのが住宅価格の動向です。マンション・一戸建て、新築・中古全般にわたって、価格の上昇が明確になってきました。
まず新築マンションについてみると、首都圏では2002年度の4023万円を底に、2003年度は4062万円、2004年度は4074万円とジワジワとした上昇傾向にあります。この2年間での上昇率は1.3%です。この数字だけをみると、わずかな上昇にすぎないようですが、実は価格が上がっているのに専有面積は狭くなっているのです。
ですから、1?当たりの単価をみると、底だった2002年度には52万円だったものが、2004年度は54.4万円になっていて、その間の上昇率は4.6%になります。平均価格の3倍以上も高くなっている計算です。背景には、価格を上げると消費者がついてきてくれなくなるため、仕方なく専有面積を削って価格を維持しようとする不動産業界の考え方があります。
これは地価上昇が始まると往々にして行われる手法といえます。近畿圏では2004年度も価格は下がっていますが、1?単価では上昇に転じています。まもなく価格も上昇に向かわざるを得ないでしょう。